2008年6月に起きた「秋葉原無差別殺傷事件」の犯人・加藤智大死刑囚。
14年の時を経て2022年7月に刑が執行されたことで、再注目されていますね。
あまりの悲惨な事件に、当時は加藤智大の両親・家族にもマスコミが殺到する事態となっていましたが、ご両親は現在どうしているのでしょうか?
また、加藤智大の生い立ちについても気になるところですよね。
そこで今回は、加藤智大の両親の現在と生い立ちについてまとめてみました。
加藤智大の両親は現在どうしてる?

2008年6月に起きた「秋葉原無差別殺傷事件」の犯人・加藤智大。
世間を震撼させたニュースに、当時は加藤智大の家族や親族にマスコミが殺到し続けていたことが知られています。
加害者遺族として世間の目に晒され続けていた加藤智大の両親ですが、現在はどうされているのでしょうか?
リサーチしてみたところ、両親の事件後の様子がいくつか判明しました。
加藤智大の両親は、事件後に離婚していたと言います。
加藤智大の両親(父親・母親)の顔画像はこちら。

父親は、地元の信用金庫に勤務していましたがマスコミの殺到により、会社から退社。
青森市内の自宅には脅迫や嫌がらせが相次ぎ、電話回線を解約することに。
その後も、マスコミの訪問が後を絶たず、身を潜めて暮らすこととなったようです。
2018年6月の最近の記事では、青森市内の実家に60歳で一人暮らしをしていると言われていました。
父親は、毎日夜遅くに帰宅する。帰った後も、ほとんど明かりをつけない。
「必要なときしか明かりはつけないようにしている。日陰者ですよね」
引用元:朝日新聞
必要最低限しか明かりをつけず、ひっそりとした暮らしをされているようです。
一方で、母親は事件後には精神的に危ない状態になり、一時は精神病院に入院していたといいます。
罪の意識にさいなまれた母親は、心のバランスを崩して精神科に入院。
一時は誰も面会できないほどの状態だった。
退院後は青森県内にある実家に身を寄せたが、孫の事件を知って体調を崩した自分の母が急死するという不幸にも見舞われた。
引用:現代ビジネス
息子で長男の加藤智大が凶悪事件を起こした6年後には、次男の加藤優次さんが自ら命を絶ったこともあり罪の意識にさいなまれていたのだそうです。
2014年には、父親と同じく青森市内のアパートに1人暮らしをしてマスコミから隠れるように引きこもりの生活を送っていることが明かされていました。
現在、両親ともに詳細は不明ですが、ご存命だとしたら2人共60代の年齢でしょうね。
加藤智大の生い立ちが壮絶で母親の異常すぎる教育とは?

凶悪事件を起こした加藤智大ですが、生い立ちが悲惨すぎることも報じられていました。
両親によるスパルタ教育の家庭環境であり、特に母親からの異様なしつけがあったことが判明しています。
加藤が受けていた(自称)教育の一部 pic.twitter.com/OLMzyiwcTD
— kouei🍠 (@kouei52) June 9, 2020
加藤智大が受けていた異様な教育のエピソードとして、
- ゲームは週に1回、土曜に1回だけ
- 漫画・雑誌は読めない
- 九九を間違えると風呂に沈める
- 食べるのが遅いと新聞紙の上に食事を広げて食べさせる
- 泣くと口にタオルを詰める
- 家で見れるテレビ番組は「ドラえもん」と「日本昔ばなし」のみ
というものがありました。
どれも教育から度が過ぎている虐待にも思えるような異様な家庭環境だったことが分かりますね。
父親も加藤智大が幼い頃にニコニコしていると、「締まりのない顔をするな!」と怒鳴り、叱咤していたことがあったようです。
加藤智大は、自身の著書「解」で母親からの影響について以下のようにコメントされています。
〈(母親は)自分が絶対的に正しいと考えている人でした。母親の価値観が全ての基準です。その基準を外れると母親から怒られるわけですが、それに対して説明することは許されませんでした。(中略)
私のやり方も同様です。誰かが私に対して、私の価値観で間違ったことをしてくると、私は怒りました〉
引用:週刊現代
加藤智大の人生に母親からの厳しすぎる教育が影響していたのは、言うまでもないでしょう。
次男の加藤優次さんも母親について、手記で上記の異様な家庭環境を告発。
加藤智大さんほどではないかもしれませんが、次男の加藤優次さんも母親からの厳しい教育を受けていたようです。
母親について調べてみると、高校時代は地元青森の進学校・「青森県青森高等学校」に入学していたものの大学受験に失敗していたことが判明しました。
この大学受験失敗がコンプレックスとなり、自分の子供に過度な期待を寄せてしまったのかもしれませんね。